大事にしている漆器も長く使っている間に傷や、欠け、表面の色が落ちてしまうことがあります。
当工房は輪島塗の製造と共に修理の仕事も承っております。漆器は本来補修しながら長く付き合っていくものです。大切な品をいつまでも愛用するためにぜひご相談ください。
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漆器の修理に関する記事だけでなく、日常の事も書いていきます。
2023年
5月
28日
日
シリコンの雄型から石膏型をとりました。
シリコンの原型があるので今後いくつも複製できます。
石膏型を修正した後、いよいよ漆の作業に入ります。
2023年
5月
21日
日
シリコンの雌型からシリコンの雄型を取りました。
シリコン用の離型剤を塗れば、この様に綺麗に取れます。
次はこの型から石膏型を欲しい数制作します。
2023年
5月
07日
日
一昨日の大きな地震にはとても驚きました。
幸い家族はもちろん家屋の被害も当工房にはありませんでした。早く能登半島の群発地震も落ち着いてほしいです。
粘土型からシリコンで雌型を制作しました。今回もパーツが多く大変でした。
ただ型取りは綺麗に取れたのでまずは一安心です。
2023年
4月
30日
日
来年の干支である辰の乾漆置物の制作を始めています。
やっと粘土型が完成しました。
干支の中で唯一想像の生き物で一番大変な題材だと思います。
次はシリコンで雌型を取ります。綺麗に取れるよう頑張ります。
2023年
4月
03日
月
盃の修理です。
盃の欠けた破片は無かったので、こちらで破損箇所に合う様に木を小さく削りました。
破損箇所に接着する木は欠けた部分より一回り小さく削ります。
それは下地を付ける厚み分で最後に縁の厚みが揃うようにする為です。
そして削った木を接着剤で接着した後、刻苧漆で段差を埋めます。
2023年
3月
21日
火
盃の修理依頼がありました。
縁に欠けている箇所があります。
依頼品は蒔絵が付いているので、今回は部分修理を行います。
2023年
2月
12日
日
遅くなりましたが、完成した乾漆のウサギを「乾漆とは?」のページに載せました。
制作に時間を要する作品なので形になるととても嬉しいです。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
兎の「置物」の詳細は
2022年
11月
27日
日
湯呑の破損箇所を刻苧で埋めます。
通常はこの後に錆漆などで表面を平らにしますが、依頼品は焼き物なので刻苧の凹凸を残したまま色漆を塗っていきます。
色漆を塗るとどうしても表面に艶が出てしまいますが、できる限り破損箇所が目立たない様に作業を進めます。