大事にしている漆器も長く使っている間に傷や、欠け、表面の色が落ちてしまうことがあります。
当工房は輪島塗の製造と共に修理の仕事も承っております。漆器は本来補修しながら長く付き合っていくものです。大切な品をいつまでも愛用するためにぜひご相談ください。
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漆器の修理に関する記事だけでなく、日常の事も書いていきます。
2022年
7月
31日
日
乾漆のウサギの耳を顔に接着する為に、木の棒を耳に差し込んでおきます。
そして耳を接着する顔の方には穴を開けておきます。
これで接着した時の強度は大丈夫でしょう。
2022年
7月
24日
日
乾漆のウサギの右前足と底を刻苧漆で接着しました。
前足と底が水平になるように調整して接着します。
接着箇所は多少修正しなくてはなりませんが、比較的うまくいったようです。
早く耳と顔も接着したいです。
2022年
7月
10日
日
乾漆のウサギの底(後ろ足部分)と右前足を接着する準備をおこないました。
そのまま接着すると接着面が少なく強度が心配です。
なので桐材などを削ったものを接着箇所に付けます。これで強度に問題ないと思います。
そして右前足を接着する身体に穴を開けておきます。
ちなみに乾漆の足を接着すること自体よりもこの様な準備の方が時間がかかります。
2022年
6月
26日
日
乾漆ウサギの左右の半身を刻苧漆で接着しました。
繋ぎ目は修正しなくてはなりませんが、大丈夫だと思います。
この後内側の接着箇所に脱脂綿を貼れば強度も問題ないでしょう。
段々形になってきて嬉しいです。
2022年
6月
19日
日
乾漆のウサギの左前足を刻苧漆で接着しました。
ちなみに右の前足は身体を一つに接着した後に接着します。
右前足は地面に接しているので底を付ける時に一緒に付けて、調整しなければいけ為です。
左の前足は接着する前に穴を開けて竹ひごを差しおきました。
これで接着した時の強度も大丈夫だと思います。
2022年
6月
05日
日
乾漆がある程度の厚さになったので、ウサギの身体を石膏型からはずしました。
修正しなければいけない箇所もありますが概ね大丈夫そうです。
さらにシリコン型から顔、耳、前足を外しました。こちらも大丈夫そうです。
次はパーツを接着していくのですが、その前に乾漆を削ってパーツを修正していきます。
完成までまだまだ時間が掛かりますが、型から外すと形が見えてくるのでとても嬉しいです。
2022年
5月
29日
日
乾漆のウサギの石膏型に下地を三回程付けた後、今度はのり漆で脱脂綿を貼っていきます。
脱脂綿は麻布に比べ均一な厚みにするこは難しいです。しかし一回で貼る脱脂綿の厚みは麻布より厚いので、置物などの厚みにあまり精度を求めなくても良い品に向いています。
とは言え綺麗に貼らないと下地と脱脂綿に隙間ができてしまうので丁寧に貼っていきます。
そして顔、耳、前足のパーツのシリコン型にも脱脂綿を貼っていきます。
2022年
5月
22日
日
乾漆のウサギの顔、耳、足のパーツのシリコン型に下地漆を付けました。
細かいパーツに下地を付けるので気を使います。
2022年
5月
15日
日
ウサギの身体の石膏型に離形剤を塗った後、下地漆を付けました。
やっと漆の作業に入りました。完成はまだまだですが頑張ります。