漆器の修理について

漆器の修理blog

大事にしている漆器も長く使っている間に傷や、欠け、表面の色が落ちてしまうことがあります。

当工房は輪島塗の製造と共に修理の仕事も承っております。漆器は本来補修しながら長く付き合っていくものです。大切な品をいつまでも愛用するためにぜひご相談ください。

 

 

詳しく知りたい方はこちらへ

 

輪島塗の修理blog

漆器の修理に関する記事だけでなく、日常の事も書いていきます。

2024年

2月

23日

通水しました。

通水
水が出た

ついに昨日我が家が通水しました。

3日前には水がきていたのですが、漏水箇所があったため使えませんでした。

そして昨日設備屋さんが来て、漏水箇所を塞いでくださり、無事水が出るようになりました。

やはり水が使えるのは本当にありがたいです。

水道局の方、設備屋さん、ご尽力いただいた方本当にありがとうございます。

 

0 コメント

2024年

2月

01日

能登半島地震から一ヶ月

能登半島地震
全壊した一階が車庫の建物

2024年1月1日の能登半島地震により当工房は被災しました。

幸い母屋と家族は皆怪我もなく無事でした。

しかし車庫のある建物が全壊、工房も傾いてしまいました。

 

 

能登半島地震
工房の外観

現状新たな漆器修理の仕事も受けることはでませんし、仕事の再開がいつになるか全く分かりません。ただ少しづつ片付けをしながら、日々を過ごしています。

また仕事再開の進展がありましたら、ブログにてお知らせします。

今後ともよろしくお願いします。

 

能登半島地震
工房の中
0 コメント

2024年

1月

01日

2024年 新年の挨拶

乾漆の龍の置物
乾漆の龍の置物

明けましておめでとうございます。

今年は龍のように飛翔できるよう、当工房も漆器の修理、製造を頑張って参ります。

本年もよろしくお願いします。

 

0 コメント

2023年

12月

25日

糸目椀の修理 中塗り一回目

糸目椀の漆器修理
糸目椀 中塗り一回目

糸目椀の破損箇所に朱漆で中塗りを行いました。

錆漆を朱漆で固め、ほんの少し周辺より低くなっている破損箇所を平らにする為です。

 

0 コメント

2023年

12月

17日

糸目椀の修理 目摺

糸目椀の漆器修理
糸目椀 目摺

糸目椀の破損箇所に錆漆を付けました。

これで下地の作業は終了です。

ちなみにこの写真は錆漆が乾いた後、全体を水研ぎしたものです。

 

0 コメント

2023年

12月

10日

糸目椀の修理 刻苧付け

糸目椀の漆器修理
糸目椀 刻苧付け

糸目椀の修理です。

大きく割れていた破損箇所以外にも何か所か割れていた所がありました。

これら全て刻苧漆で埋めます。

 

0 コメント

2023年

12月

03日

糸目椀の修理依頼

糸目椀というお椀の修理依頼がありました。

糸目椀は木地をろくろで挽く時に、器物に糸の様な筋を付けたお椀です。

 

 

糸目椀の漆器修理
糸目椀 破損箇所

依頼品には内側まで通っている大きな割れが一つ、そして他にも小さな切れが何か所かありました。割れた原因は木地が乾燥などで動いた為です。

糸目椀は木地に付けた筋を見せる塗りなので下地があまり付いていません。その為糸目椀は木地が動き易いのです。

そして今回の修理では木地に付けた筋が消えない様に気を付けなければなりません。

何度も漆を塗りを重ねると筋が消えてしまいます。

 

0 コメント

2023年

11月

26日

乾漆の龍 朱漆で中塗り

龍の乾漆制作
乾漆の龍 朱漆で中塗り

乾漆の龍は溜塗りで仕上げるので朱漆を塗ります。

赤い龍も面白いですね。

 

0 コメント

2023年

11月

19日

卓上膳の修理 中塗り

卓上膳の漆器修理
卓上膳 中塗り

依頼品の卓上膳に中塗りを行いました。これで破損箇所は分かりません。

最後に上塗りを行い修理完了です。

 

0 コメント

2023年

11月

12日

卓上膳の修理 目摺

卓上膳の漆器修理
卓上膳 目摺

卓上膳の修理です。

破損箇所に錆漆を付けました。これで下地の作業は終了です。

次は中塗りを行います。

 

0 コメント

これより過去の記事は下にあるサイトマップからご覧下さい

漆器修理のことなら

前田漆器工房

〒928-0077

石川県輪島市鳳至町上町72

 

  TEL: 0768-22-0083

     (9:00~17:00)

  FAX: 0768-22-5405

     (24時間OK)

web担当者

前田最嗣(アツシ)
前田最嗣(アツシ)

輪島塗だけでなく他の産地の漆器も修理できます。

普段は主に下地の仕事をしている四代目です。

漆器修理の流れを知りたい方はこちらへ