これは鼓(つづみ)の音を共鳴させる部分で、鼓胴(こどう)です。
写真では下地を全て落としていますが、修理前は下地が大きく剥離していた品でした。
鼓はあまり重くなると演奏が難しくなるそうで、薄く丈夫な下地になる蒔地(器物に漆を塗り乾く前に地の粉を蒔き下地にすること)という技法を使いました。
楽器の修理はあまりないのでとても興味深かったです。
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前田漆器工房
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普段は主に下地の仕事をしている四代目です。
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