香道具の修理依頼

香道具 修理前
香道具 修理前

香道に使う香道具の修理依頼がありました。

依頼品は香木などを収納する箱である香箱

三段の重香合が二つ。

そして焚き終わった香を入れる焚空入(たきがらいれ)です。

依頼品は全てに蒔絵が付いています。

今回はできる限り蒔絵を残す部分修理を行います。

残った蒔絵を傷つけないように細心の注意が必要です。

 

焚空入 破損箇所
焚空入 破損箇所

焚空入は写真の様に下の方の下地がひどく剥離していました。

しかし実は下地が剥離していいるだけでなく、底が取れてしまっている状態でした。

これは木地から直さなくてはなりません。

焚空入 下地を落とす
焚空入 下地を落とす

まずマスキングテープで残った蒔絵を保護したら、剥離している下地を取ってしまいます。

そして底を接着剤に木粉を混ぜたもので接着します。

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前田最嗣(アツシ)
前田最嗣(アツシ)

輪島塗だけでなく他の産地の漆器も修理できます。

普段は主に下地の仕事をしている四代目です。

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