大事にしている漆器も長く使っている間に傷や、欠け、表面の色が落ちてしまうことがあります。
当工房は輪島塗の製造と共に修理の仕事も承っております。漆器は本来補修しながら長く付き合っていくものです。大切な品をいつまでも愛用するためにぜひご相談ください。
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漆器の修理に関する記事だけでなく、日常の事も書いていきます。
2025年
10月
13日
月

乾漆の蛇の首と土台となる身体を、刻苧漆で接着しました。
これでようやく形が完成しました。やはりとても嬉しいです。

この後、接着箇所を下地漆で埋めて下地の作業は終了です。

ちなみに頭と首の接着箇所はこの様に漆で埋め,分からなくしています。

なお今回も接着箇所は桐材で接いでいるので、強度も大丈夫です。
2025年
9月
21日
日

乾漆の蛇の頭と首を刻苧漆で接着しました。今回も接着箇所に桐材を入れ、繋ぎにしています。

やはり接着箇所は隙間とズレが多少ありますが、この程度ならば刻苧漆と下地漆で分からなくできます。
2025年
8月
31日
日

蛇の乾漆の首(この方が分かりやすいと思い、便宜上この様に表記します)を一つに接着します。

接着面が縁だけでは強度が不安な為、桐材を加工し三か所接着しました。
なお密閉した箇所があると破損する恐れがある為、桐材に穴を開けました。
これで準備は完了です。

そして刻苧漆で接着しました。
多少ズレた箇所がありましたが、修正は可能と思います。
次は頭と首を接着します。
2025年
8月
11日
月

蛇の乾漆の頭を刻苧漆で一つに接着しました。
そして刻苧漆が乾いた後、蛇の頭の内側から接着箇所を脱脂綿で補強しました。これで強度は十分です。
さらに表面の継ぎ目は錆漆で分からなくします。
これで蛇の頭ができました。
2025年
6月
29日
日

ついに蛇の乾漆を石膏型から外しました。
乾漆は石膏型からうまく外れて、蛇の鱗も綺麗に表現できています。
まだまだ修正箇所もありますが、取り敢えず一安心です。
2025年
6月
01日
日

蛇の石膏型にのり漆で脱脂綿を貼っていきます。
脱脂綿を貼る時には、隙間ができないようしっかり貼らなくてはいけません。隙間ができるとそこから脱脂綿が剥離してしまいます。そのためとても慎重に貼っていきます。
2025年
4月
21日
月

蛇の石膏型に離型剤を塗った後、錆漆を付けます。
蛇の乾漆もようやく漆の作業に入りました。これからも一つ一つ作業を進めて参ります。
2025年
4月
13日
日

蛇のシリコンの雄型から石膏型を取りました。
久しぶりの石膏取りで多少失敗したものもありましたが、石膏型を作ることができました。
次は表面に離型剤を塗った後ようやく漆の作業に入っていきます。
2025年
4月
08日
火

シリコンの雌型からシリコンの雄型を取りました。
蛇の形が綺麗に取れて良かったです。
この型から石膏型をいくつも取っていきます。