木地屋さんに欅(ケヤキ)から挽いてもらった木地です。当工房はここから仕事を始めていきます。
まず木地に刷毛を使って生漆を染み込ませます。
これにより木地が固くなり、狂いを防ぎます。さらに木地に漆の吸い込みが無くなるので木痩せ(漆器表面に木目が浮き出ること)を防ぐことができます。
木地の弱い部分である縁を守る布着せという工程です。
米糊と生漆を混ぜたのり漆で麻布(寒冷紗)を貼ります。
布着せのと木地の段差を無くす工程です。
のり漆に惣身粉(木粉を炒ったもの)を混ぜたものをへらを使い付けていきます。
惣身が乾いたら磨いた後、下地付けを行います。
下地は生漆、米糊、砥の粉、地の粉を混ぜたものをへらで付けていきますが、一回ではなく三回行います。
この時、地の粉は付ける度に粒子の細かい地の粉に変えていきます。
(鏡粉→二辺地粉→三辺地粉)
下地が乾いたら砥石などで水研ぎします。
そして中塗り漆を刷毛で塗ります。
中塗りを研ぎ、最後に上塗りをおこないます。
この時ほこりなどのゴミがつかないよう細心の注意をはらいます。
前田漆器工房で30年来の定番商品です。塗り立て仕上げなので暖か味のある表情をしています。
さらに丸みを帯びた形がとても手になじみます。
色は四種類あります。下の写真でご確認下さい。
口径 約11cm
高さ 約7cm
全てを黒漆で塗った品です。塗り立て仕上げなので暖か味のある艶があります。
販売価格 16.500円 (+送料)
朱漆で塗った品です。高台の中は黒くなっています。
販売価格 16.500円 (+送料)
外側を黒漆、見込み(椀の内側)を朱漆で塗った品になります。
販売価格 16.500円 (+送料)
お支払いは指定口座にお振込み下さい。
注文の品と一緒に指定口座の振込先を入れておきます。