衝立の修理

衝立 表側 修理前
衝立 表側 修理前

裏側の角が欠けた衝立です。朝靄に包まれた林の絵が沈金で描かれています。

やはり品物の角は破損箇所として多いです。

衝立の裏側 破損箇所
衝立の裏側 破損箇所

 

今回も表側は無傷なので裏側の部分修理になります。

修理の流れはまず刻苧と錆漆で傷を埋め、塗り直して完成です。

衝立 刻苧で補修
刻苧で補修

 

傷を磨いた後、刻苧で埋めます。浅い傷であれば錆漆だけで補修しますが、傷が深いので刻苧も使います。

衝立 錆漆で補修
錆漆で補修

 

刻苧を磨いた後、錆漆で傷を埋めます。錆漆は粒子が細かいので下地の仕上げになります。

衝立 中塗り
中塗り

 

錆漆を研いだ後、中塗りをします。錆漆を中塗りで固くするためです。

衝立 上塗り 修理完了
上塗り 修理完了

 

中塗りを研いだ後、上塗りをして完成。新品同様で傷があったとは分かりません。

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前田最嗣(アツシ)
前田最嗣(アツシ)

普段は主に下地の仕事をしている四代目です。

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